通信事業者向けRADIUSソリューション SOLUTION
ソリューション概要
通信事業者向けRADIUSソリューションはコアエンジンにKFEP(KAMOME Front End Processor)を用いることで、ユーザ認証や利用者の権限確認などの認証・認可処理を、オンメモリ上で処理するソリューションです。本ソリューションにより、従来はユーザ数やサービス数と共に増大するバックエンドのデータベースや負荷分散装置などの高コストな機器を削減するとともに、設備の簡素化や導入・運用コストの軽減が実現可能です。
特徴
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KFEPの導入による高速化
オンメモリ分散KVS及びオンメモリ処理が可能なKFEPの採用により、大規模ネットワークの認証処理等を高速化。
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システム構成の簡素化
高性能な認証基盤により、システム構成の簡素化が可能。
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柔軟な拡張性
容易なスケールアウトでサービスの段階的な統合(認証基盤の一元化)が可能。
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運用コストの軽減
複数サービスの認証基盤を一元化することにより運用コストの軽減が可能。
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CSB(Cross Service Bus)による連携データの
コントロールCSBで認証基盤へのID情報の連携や大量のデータ登録等の処理をコントロール可能。
KFEPとは
KFEPとは、かもめエンジニアリング株式会社が開発した、超高速な分散KVS型エンジンで、RADIUSサーバとしてのご利用のほか、キャッシュサーバや、IPアドレスの払い出しを管理・制御するIPプールとしてご利用が可能です。
CSBとは
CSB(Cross Service Bus)とは、SISが開発した、システム間の連携や大量のデータ登録などを一元的に管理して処理を行う、データ配信コントローラです。複数の連携元のシステムから受け取るID情報の更新処理(サービスオーダ(S/O))や、運用者が管理画面から登録するS/Oを元に、連携先の複数のシステムに対して必要な情報を自動で配信します。
ユースケース
通信事業者様の認証基盤として
各種サービスの認証・認可の一元化のほか、マルチテナントやIPアドレスの割当・管理、多重ログイン制御、IPv6にも対応。また、リアルタイムのS/O連携も可能。
企業内の認証基盤として
ユーザ認証や権限確認、PCおよびスマートデバイスのネットワーク認証、基幹ネットワーク機器の認証など、企業内の認証・認可処理に用いることで、セキュリティの向上が可能。
導入事例
Case01
通信事業者向けシステム
開発事例
通信事業者向けにRADIUSソリューションとUSPを組み合わせてシステムを更新。運用負荷を軽減し、ユーザサービスの向上を達成。統合された認証基盤は複数のISPに対応し、リアルタイムなサービスオーダ反映や拡張性が容易になりました。
さらに、USPを使用した高速なログ検索やリアルタイムモニタリング、複数拠点にわたるDR対策も実現されました。
Case02
携帯キャリア向けSDPシステム
開発事例
携帯キャリアの端末を利用して、端末認証とアカウンティングを行うことで、インターネットにアクセスするためのSDPシステムを構築。分散KVS技術による複数台構成、RDBが不要な拡張性と可用性、台数の変更はホットプラグ方式を実現しています。
Case03
通信キャリア向けシステム開発事例
既存AAAシステムとサービスシステムへ、IPアドレスの割当と管理機能、連携先情報の提供機能を提供する、統合認証基盤の構築分散KVS技術による複数台構成、RDBが不要な拡張性と可用性を実現。
台数の変更はホットプラグ方式を実現し、IPアドレスは端末やユーザにより固定と可変の双方、IPv4とIPv6の双方に対応。
仕様・機能
大量のデータを高速に処理
大量の情報参照と更新処理を可能とする高い処理性能。
多様なプロトコルに対応
通信サービス、コンテンツサービスで必要とされるプロトコルに対応。
複数台構成による冗長性と可用性
同一データのコピーを複数台に保存することによって、
冗長性と高可用性を実現。
優れた拡張性
必要に応じたスケールアウトが可能な上、サービスへの影響なしで実現可能。
お客様の要望に応じて、機能の追加や修正も可能。
※本製品の内容・仕様につきましては、予告なく変更することがあります。
※その他、記載されています製品名は、それぞれの企業の商標もしくは登録商標です。